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2006年12月18日 (月)

親子三代かよ・・・

 シゴト方面で遭遇したのである。親子三代の大工さん。

 大正生まれのオジイサンは流石に隠居して、オバアサンと共に悠々自適の老後生活を送っている。その二人と共にと二世代住宅を構えて一家を支えるのが壮年のオトーサン。で、その下で働くのが20代と思しきムスコ君。

 ひょんなコトから、現場に立つオトーサンとムスコ君を目撃した。ファッションセンスなんかは当然違うんだけど、腕を組んで寡黙に現場を見つめつづける二人の立ち姿は、誰がどう見ても「親子」そのものだった。

 さてはて小生はというと、製造業の現場に居たチチオヤとはまったく違う世界をうろうろしながら祿を喰んでいる。ま、小生の場合14歳でチチオヤを亡くしているので、こういうシチュエーションはそもそも生まれ得なかったんだけど、もしチチオヤが生きていたとしても、彼の後を継ぐことはなかったと思う。

 翻って、ムスコ達を見てみると、これまた小生と同じ世界には来ないだろうなと思う。と言うか、もし将来、ムスコ達がこの世界に入りたいと言い出したら、はっきり反対するつもりである。

 「法律業務」ってのは、社会的には方そうなイメージがあるようだけど、所詮は他人様の財産や人間関係にべったり手を付けて生きていく世界。綺麗事ではすまないことが出てくる。それはもううんざりするくらいにゾロゾロと。年末は稼ぎ時なので毎日こなさなきゃいけない業務も増えてくるんだけど、時折ふと「嗚呼、ワシはなんて詰まらない仕事で家族を養っているんだろう」とうんざりすることがある。

 小生には結局そういう生き方しかできなかったわけで、それは自業自得だから其れなりに納得はしている。悔やんでいるわけではない。が、同じ道を息子たちに歩んで欲しいとはやはり思わないのである。

 だから、将来的に小生がムスコ達と共にシゴトをするって可能性はたぶんゼロだろうと思ってるし、そのことに悲しみを覚えることは別段無いのである。

 無いんだけど、最初に書いたようなオヤコ大工さんなんかを見ていると、ふとかつて自分が否定した生き方も存外よかったんじゃないのか?この先否定しようとしている道にも意外に可能性があるんじゃないのか?なんて思ったりするのである。

 歳をとったということだろうか。

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コメント

ムスコを持つとそう言うことを考えるんだ・・・ってこともないのかな。少なくとも娘だと全然そういう想像に至らなくて。同じ仕事に就く可能性ならあるんですけどねえ。

投稿: じゃん! | 2006年12月19日 (火) 01時56分

我が家は娘なのですが、家業があって(まんま亭は副業です)それを娘が継いで行くのか? 果たして家業を続けていける時代が続くのか・・なんてふと考える事もあるのですが・・・
一番考える事は女性としての幸せです。
そんな事を考える自分を「古いなぁ~」と思うと同時に、娘達が大人になる頃・・笑われそうです。

《》Manmaさんにも男の子を持つ親の気持ち・・感じさせてあげたかったですぅ・・・今からは絶対無理・・・ヒャヒャヒャ。

投稿: まんまママ | 2006年12月19日 (火) 09時45分

>>じゃん!さん
 あまり男女差は関係ないような気もします。思うに、今いる業界が世襲制的な部分が多いのでそういうコトを考えるようになったのかもしれません。

 というか、今やってるシゴトを息子に継がせたくないという気持ちが強すぎるだけかもしれませんが。

>>まんまママさん
 確かに幸せな人生を送ってくれればそれでいいんですけどね。小生は結構親からあれこれ引っ張られて、それで却って人生ぐちゃぐちゃになっちゃったみたいなところもありますので、基本的にムスコ達の人生は自分で好きにやらせようと・・・

・・・今は思ってるんだけど、いざとなったらどうなるかなあ。自信ないっすあはは。

 ま、親も子も手探りでやっていけばいいかなと楽観的に見てますが。

投稿: 犬丸 | 2006年12月19日 (火) 22時54分

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