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2009年6月28日 (日)

正の遺産かよ・・・

 現在上映中の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」についていろいろ書くので、「ネタバレ情報有り」と記すべきなのであろうが、最早公開から36時間経過しているわけで、ということはこの国に在住する心ある人間であれば既に鑑賞は終えていると考えて当然なので、今更ネタバレ書いたところでノープロブレムなので「ネタバレ有り」とは書かないことにする。ネタバレあるけど。

           ※                ※
 福知山線の脱線事故現場の有様を覚えているかね?今から4年前、君は5歳、弟君は2歳の手前だった。電車を降りて事故現場に向かう途中、ベビーカーで寝てしまった弟君は、その場所に行った記憶すら残していないだろう。幼稚園年長組だった君にしても、記憶は最早曖昧になっているかもしれない。その場所の持つ意味が今ひとつ理解出来なかったかもしれない

 それでもあの時、お父さんは君達をあそこに連れて行くべきだと強く感じた。何故なら、あの事故は、お父さん達の世代が引き起こした愚行であったからだ。この過ちを次世代に伝え、それを活かしてもらうため、君たちをあの現場に連れて行き、その空気を一緒に胸に吸い込んだわけだ。

 それが君の人生にどういう効果を及ぼすのか、今はまだわからない。でも、無駄にはならなかったと確信している。5歳児が背負うにはあまりに思い負の遺産だけれど、君は逃げ出すような卑怯者じゃないと、お父さんは信じている。

 さて、今日は共に映画に行ったわけだけど、こちらも君に背負わせたい遺産だったわけだ。ただ、今回のは正の遺産だ。

 人類史上に残る記念すべき映像財産、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」。

 正直、公開されるまでは小学4年生という、ちょいとデリケートな年齢層に属する君に見せていいモノかどうか、葛藤があった(何せいろいろ「前科」のある監督だからねえ・・・)。だけど、昨日の公開日にお父さんが一人で二回見て、これは是非君にも見せなければイケナイ壮大な作品であると痛感し、今日の鑑賞になったわけだ。

 昨日も少し話したとおり、映画という時間芸術は、前世紀の初頭に人類が手に入れた、比較的新しい表現スタイルだ。その方法論や手法は今も進化を続け、可能性はまだまだ無限に広がっている。

 2年前、前作「序」を観た時、これは映像芸術の、ある意味最先端に位置する衝撃的作品であることを、お父さんは痛感した。そして、その続編に対し、かーなーりの期待を持ってお父さんは劇場に足を運んだ訳なのだが、その期待を2000倍くらい上回るもの凄いシロモノをぶつけられたモノだから、昨日は大変だったよ。死ぬかと思った。いや、マジで。

 その内容が、他のエヴァシリーズを観たことのない君に見せるには些か酷な内容であったことは否めない。「破」の展開は特に激流だったからなおさらだ。

 最初のテレビシリーズに於ける8話~15話辺りまで、すなわちアスカ来日後、ストーリーが歪み始めるまでの諸作は、ロボットアニメとヲタク達の実に短い、しかし鮮烈に濃い蜜月期間だったわけで、今回、「破」に於いて庵野監督がそのシーズンをほぼばっさり切り落としたことに対して、お父さんは未だ態度を決めかねているのが正直な気持ちだ。

 今日の夕食後、9話を見直したのはその気持ちにけじめを付けるためだったのだよ。ミサトさんとカジ君のディープキッスを見せちゃったことで君のママは少し不機嫌になったみたいだけど。

 でも、あの監督は天才だ。天才が一つのモノを捨てたからには相応の理由がある。別のモノを得るためだ。今回「破」で我々が得たモノ、それは、もう君にもわかっていると思うが、シンジ君とレイの、痛々しいほどに清く強い想いだ

 14年前、アレほどに拗くれた空間を我々に放り投げた庵野監督が、その後の人生で如何に大きな何ものかを得たかが伺える、実に見事な物語が眼前に現れた。だから父さんはスクリーンを前にして泣いたのだよ。おそらくお父さんは、あと数回あの映画を観ると思うのだが、その都度同じように涙を流すことになるだろうと思う。

 それと同時に、映画を見終わった君が残した「シンジ君が好きだ」という言葉にもお父さんは泣きそうになった。アイツはね、前の世界ではどうしようもないヘタレだったのだよ。ホント、今回のシンジ君は格好良かったよな。君の言葉を聞くことで、庵野監督が、重要なパーツを捨て去ってまで新たな骨組みを構築したことは正しかったのだと、お父さんは思うことが出来た。

 全体の構造を掴むことは、まだ君には難しかったと思う。それでも、エヴァという我々の世代が造り上げた壮大な大河の魅力は十分に伝わったことと思う。君をこの泥沼に弾きづり込めたことは、お父さんにとって大いなる喜びである

 この世の中には、君が知らない幸せなことがまだまだたくさんある。一杯楽しんでくれ。そしていつか、君の世代のもの凄い作品をお父さんに見せて震撼させてくれ。

 約束だぜ。

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2009年6月27日 (土)

寝言かよ・・・

 「破」公開前日である昨日、突発で厄介なオシゴトが舞い込む。雇い主様、出来れば土曜日も出てくれ、みたいな目で見てくる。

 はねつけましたよあはははは・・

 定時過ぎにとっとと帰り、家族が寝静まってから部屋の電気消して「序」をDVD鑑賞。その後、明日の公開に向け前祝いにサケを飲む。今年3回目の飲酒。

 酔っぱらった頭で、マイミクさんの事故→手術ネタを読んで驚愕しつつ0時前就寝。

 3時頃、トイレに立ったヨメ曰く

 「寝言で唄ってたで、ヱヴァのBGM」

 結局5時過ぎに目を覚まし今に至る。公開まであと1時間20分。はー、グッズを買うつもりは基本無いんだけど、早めに行ってチェックだけしとくか。。。

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2009年6月23日 (火)

イキオイかよ・・・

雇い主「ええと、27日土曜日は繁忙期なので出勤してくれ」
犬丸 「あ、用事あるので他の土曜日に出まーす」

ルノーディーラー「車検のご都合ですが27日土曜日では?」
犬丸「すません、どうしてもはずせない用事が・・・」

某医院MRI予約係「ヘルニアの検査ですね。27日は?」
犬丸「終日詰まってまして、一週間延ばして下さい。」

 ・・・と、数々の困難を乗り越えて27日を確保した訳は、モチロン、ヱヴァ劇場版第二作を初日に鑑賞するためである。

 今回は公開劇場も前回より増えたようで、最寄りのイオンシネマでもやるのである。今朝予約を入れたのである。モチロン初回、である。ど真ん中を確保したのである

 ところで、イオンシネマは10周年記念で今週末はオトナ1000円なのである。

 ええ、初回に続き2回目の上映も押さえましたですよ。で、おそらく、なんだけど二日目の日曜日はチョーナン君を連れてもう一度鑑賞することになると思うのである





 ワシはアホか?

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2009年6月18日 (木)

苗場デートかよ・・・

 苗場に金を落とすような人生は絶対に送りたくないと思っていたのであるが、こんな事をされるとなると、宗旨替えを考えてしまうのであるよなあ。

 でもまあ、一人で行く度胸はないし、ヨメを誘っても来ないだろうしと高をくくって話しだけしてみたら、嗚呼、なんか大変に乗り気なのであるよなあ。ガキ共は実家に預けてテント張るとか言ってるのである。

 ってことはメガーヌで行くのか。まあ、ETC割引効くしな。でも、免許ワシしか持ってないんだよな。片道500km超はちょいときついんだな。


 あ、クルマをアソコで売りに出てる前記型C5に買い換えればみんながシアワセになるのか?

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2009年6月13日 (土)

チェンジかよ・・・

 ヘルニア再発診断を下されてから二日。再び接骨院に行ったのである。

 症状はかなり改善されてきており、とはいえ時折左腰骨の後ろの方にちくりちくりと痛みが走る状態で、低周波治療を受け、その後センセーのマッサージ。

 ひとしきりマッサージを終え、小生が痛がる部位とかをチェックしたあとにセンセー曰く、

 「腰の筋肉が痛んでおりますな。しばらく安静に」
 「え?前回ヘルニアの再発っておっしゃいましたよね?」
 「・・・・・ごにょごにょごにょ」



 M市近辺で腕の確かな接骨院はどこじゃろうか。

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2009年6月12日 (金)

キヨミズステージジャンプかよ・・・

 6年前父方のバーチャンの葬式の日に慌てて買ったタケオキクチの靴がもうボロボロなので散々迷った挙げ句リーガルのゴアテックス仕様プレーントゥー26250円也をタイトル通りの心境で買い込んだ小生はやっぱ負け犬人生送ってるよなあ・・・

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2009年6月11日 (木)

アボラスとバニラかよ・・・

 悪魔はふたたび・・・・・・・ヘルニア再発。ちーん。

 先週金曜日からどうにも左臀部が痺れていて、今週はおとなしく自動車通勤を続けていたのだが、痛みが引かないので先ほど接骨院に行ったら、そういうご神託が出たのである。

 今回は前ほど酷くはないので、しばらく安静にすれば治るだろうとのこと。でも、念のため一度病院でMRI診断受けてくれと言われてしまった。運悪くこの週末は全然時間取れないんだな。とりあえずはおとなしくしておくか。

 今週末の比叡山登山は延期、ゴメン>チョーナン。

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2009年6月 9日 (火)

雑籍と純血種かよ・・・

 キヨシローショックが未だ尾を引いていてなかなか音楽レビューをする気力が出てこないのであるが、後の世のためこの1ヶ月の二つのライブに付き総括。

5月15日 午後7時 京都コンサートホール 
京響第524回定演 指揮 現田茂夫
第1部 カルメン ハイライト
第2部 シチェドリン編曲 カルメン組曲

 4月にシンフォニーホールで聴いた広上氏のカルメン組曲が、メリハリのきいた凄く良い演奏だったので期待したのであるが、第1部はダメダメ。メゾ、テナー、バリトンと声楽陣も加わってのハイライトなれど、まともに聴けたのはテナーのみで、よって印象に残ったのは花の歌だけだったな。

 あまりに酷いので2部は聴かないでおこうかとも思ったんだけど、シチェドリンの組曲は、今から30年以上前、クラシックに目覚めた直後、N響がやったライブをエアチェックして散々聴き倒した思い出の曲なので、聴いてみる。フランス人がスペインを舞台に書いた歌劇をロシア人が編曲し、それをキョート人が演奏する訳。超雑種?

 30年来の思い出なんてかすんでしまうくらいの名演だったんだなこれが。頭の中がぼわんとなって幸福な気持ちで帰宅出来たあの夜である。

6月7日 午後3時 ザ・シンフォニーホール
モスクワ放送交響楽団
指揮 ウラジミール・フェドセーエフ先
第1部 白鳥の湖抜粋
第2部 チャイコフスキー 交響曲第4番

 前日のケコーン記念日にかこつけてヨメを連れて出かける。

 客席ガラガラ。6割くらいだろうか。3階席とかは結構埋まってるようだったので、需要はあるんだと思う。プロモーターの失敗だろうか。

 演奏が始まると、しかしそんなお寒い状況はあっという間に忘れてしまうごってり演奏。嗚呼、これこそロシアサウンドであろうか。ソ連時代からのサウンドをきちんと引き継いでるコンビは、今やこのオケとこの指揮者だけになっちまったかな。

 フェドセーエフも、中学時代に「展覧会の絵」のLPを聴きまくった思い出の指揮者である。もう80歳手前なんだな。もう一回くらい聴けるだろうか。出来ればもう一度、シンフォニーで聴いてみたい。4番のフィナーレ終盤は、文字通り息を呑むスペクタクルであったなあ。

 あ、噂のスネアオヤジですが、ポディウムに陣取ってしまったのでほとんど見えませんでした。でしたが、僅かに見えるその勇姿にヨメは恋をしてしまったようであります。

 次の来日公演があったら、またご一緒して下さいな>ヨメ

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2009年6月 4日 (木)

一年目の真実かよ・・・

 

これからおおよそ1年経過したのである。

 80枚のCDを一気に聴けるはずもなく、夜な夜なちびちびと消費し続けてきたのである。で、ようやく終わりが見えてきたなとか思いつつ、イギリス組曲の2枚組に手を伸ばしたのである。

 一枚目の2番3番6番を聴き終えて二枚目をプレーヤーにセット。またまた2番が始まる。

 ん?

 プレーヤーから出してみると、嗚呼、同じCDが二枚入ってるよorz

 購入は1年前、しかも完全限定品でもう在庫ないもんね、とかHMVは抜かしているのである。ワシはどうすればいいのだろうか。





 まあ、音源自体は昔単品で買ったヤツがあるからいいんだけどねえ

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