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2016年3月 1日 (火)

括目かよ・・・

 実年齢は初代ガンダム世代に属しているが,私自身は非ガノタである。これまでのシリーズで,のめりこむようにハマったものはひとつとしてなかった。

 初代ガンダムのストーリーを分析すると,「選ばれしエリートが最新鋭機体に搭乗して戦う」という構図に帰結する。これはすなわち第一次世界大戦における飛行機乗りの世界だ。ガンダムのベースにある物語は,ヤマトよりも古い世代の世界観なのである。それが私にはつまらなかった。

 今世紀に入ってゴールデンタイムに放映されたSEED,ダブルオーについてはリアルタイムチェックをしたが,上記の基本設定はこれらの作品にも通奏低音のように流れ続けていて,それ故に(それだけが理由でもないが)私は楽しむことができなかった。ダブルオーに至っては,軌道エレベーターが出てきたこと,ブリグリが唄ったOPが秀逸だったことしか印象に残っていない。マジな話,主人公の名前すら出てこないありさまである。

 そういう状況にある私であるので,昨秋から放映が始まった鉄血のオルフェンズについても,過度な期待は抱かず,3話見て詰まらなかったら切ろう的斜め上から目線的態度で視聴を始めた。ソファーに寝転がってハードディスクに録画したストックをチェックしていたのが,いつの間にかちゃんと座ってみるようになったのは6話目あたりからかな。10話目くらいからは,時間が合えば生視聴するようになり,このところは日曜17時のスケジュールを調整して必ず生視聴するようになっている。

 面白すぎ。ガンダムとか,そういう小さい枠を軽く飛び越えて凄いところに視聴者を連れていく作品になってきた。

 この作品に出てくる少年たちは,天賦の才能を持つ予め選ばれた者たちではない。最貧困層に生まれ,機械の一部となるべく人工的に処置を施された鼠共である。その彼らが運命に抗うべく立ち上がり,理不尽な世の中に対し,懸命に立ち向かう者達である。  そして上流階級で純粋培養された少女が一人,自ら鼠たちと共にあることを選び,傷つきながらそれでも前を向いて闘い続ける。

 今,この国にこのアニメが登場した理由は実に深い。

 括目して見続けよう思う。断言してやるがこの国に居住し,この国の言語が理解できるにもかかわらずこれを観ない選択をする者は,生きる価値のない生ゴミであろうあるよな。

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