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2017年2月 1日 (水)

インフルエンザ戦記~2017冬

 五十路のオッサンの闘病記にどれほどの価値があるのか知らんが,まあ,アレだし残してみるか。

 一日目(木)
 0600起床。起き抜けから肺の底の方に微細な違和感有り。ヨメがずっと咳風邪を引いたままだったので,それをもらったのかな,とため息をつき,着替えてルーティーンの30分走。無理せずいつも通り5kmちょっと走る。

 一応マスクは装着して出社し,午前中は普通時々咳,程度であったが1500頃から,なんかこう,身体及び体の周りの空気が重くなってくる。無理せず定時で上がり帰宅。

 夕食を取り熱を測ると37.3。平熱が低めなのでこれでもちょっとしんどいのである。入浴し,養命酒とショウガ湯を飲み,食欲はあったのでポッキー一袋と山歩き行動食用ナッツ小袋を平らげる。歯を磨いて枕に頭を置いたのが2130頃?その後の記憶が全くない。夜中に一度起きたっけな?熱っぽかったな。

 二日目(金)
 体温37.7。インフルエンザということはなさそうだが,念のため職場は休むことにしてlineで報告。家族達を見送り10時頃かかりつけ医院へ。

 窓口で「ちょっと風邪かも」と告げたら,途端に受付の全員がマスク着用。「職場や家庭にインフルエンザの人いますか?」「いません」・・・と言っても「嘘だろお前?」みたいな目がマスクの向こうに並んでいる。

 待つこともなく診察。鼻の奥に綿棒を入れられ泣きそうになってから数分でA型と判定される。はー・・・

 ささっとリレンザ二つが用意され吸引を済ませる。熱が出たらどんどん落とせと言われ頓服5回分をもらって帰宅。

 ベッドから自分の布団と枕をはがしてベランダに干し,和室のコタツに潜り込む。ヨメが帰ってきてから,コタツ部屋にマットを敷いてくれて,正式隔離部屋にしつらえてもらい,以後,その部屋での生活が始まる。

 とはいえこの日はほぼ眠っていた。ふと気を抜くとスーッと持っていかれる。熱はそれほど上がらず,37.9くらいが最高だったが,頓服を飲んで下げる。それでもしんどいのでひたすら寝まくる。

 

三日目(土)
 滅茶苦茶にいい天気。本来であれば近郊の雪山に上がる予定だったのだが,すべてパー。相変わらず体はだるく腰や太ももの筋肉痛が惨い。発熱の副作用らしい。「この世界の片隅に」と「メカ豆腐の復讐」をパラパラ読みながら過ごす。久夫君の替え歌がツボり,脳内ヘビーローテーションになって困った。

 昼頃38.3を記録。これが今回計測した最大値。39度台にはいかなかった。歳のせいだろうか。

 熱があるときも食欲は落ちず,それどころかただ寝てるだけなのに空腹で仕方がないので,どんどん食べる。白血球に栄養を送っていたつもりなのだが効果はあったんだろうか。

 夜,修学旅行からチョーナン君が帰ってくる。ヨメ,ジナンと楽しく語らっている様子を隔離部屋でぼーっと聞いていた。

 四日目(日)
 熱は37度台前半まで落ちた。スーパーヒロインタイムのチェックをリアルタイムで行い,まほプリの最後を見届け,隔離部屋で過ごす。熱は引いたが身体の痛みが全然ひかない。アミノバイタル飲んだら治ったんだろうか。

 引き続き読書と,アマゾンプライムを使ってスマフォでアニメやドラマを観てみる。便利な時代になったものである。これに限らず,闘病中はずっとスマフォをいじって過ごしていた。そうやって離れずに一緒にいて初めて気が付いたのであるが,私のスマフォ,細かい傷がいパイついているのだな。そろそろ買い替えだろうか。

 五日目(月)
 ヨメとジナンは定刻通り出ていくが,チョーナン君は修学旅行振替休みで家にいる。昼頃起きてきてアニメとか見ている。私も隔離部屋でドラマ三昧。wowow版の「マークスの山」。前日に1話見てこの日残り4話を一気に見た。合田については映画版よりはるかに説得力はあったが「彼」の狂気は全然だった。もっと行ってくれてもよかったのに。山岳シーンも今一つ。

 熱は落ちたが身体がひたすらだるく,,未だ体内で何かが何かとバトルを続けている感じ。腰の辺りが焦土と化し,横になっても痛みが取れない。さりとて座ろうにも隔離部屋には椅子も座椅子もなく,きちんと座れない。

 夜,寝ようと思ってアマゾンプライムをコチョコチョ触ってて,続編の「レディ・ジョーカー」全7話を見つけてしまう。困った困ったと言いながら1話だけ見て眠りにつく。

 六日目(火)
 最終日。

 なれど,倦怠感はまだまだ続きている。これで明日から社会復帰できるんだろうかと心配になる。治りが遅いのは,まあ,歳だしなあ。

 この日は日中家に誰もいなかったので,一人茶の間で「レディ・ジョーカー」を見続ける。「マークスの山」よりもこちらの方が原作を丁寧にトレイスしている感じがあり,好感が持てた。これの劇場版は見てないのだが,多分ドラマ版の方が上なんじゃないかと思う。ただ,泉谷しげるの物井は違和感あった。スレンダーな城山社長もなんだかな。いっそのこと,二人の配役丸ごと変えてもよかったんじゃないかと,物騒なことを考える。

 結局,最後まで倦怠感は取れないまま,最後の日は終わった。翌日すなわち本日,職場に復帰したが,身も心もふわふわしたままで落ち着かず,帰宅して飯食って風呂入って,ようやく身体が自分のところに帰ってきたような感覚を取り戻し,これを書いている次第である。

 結局,39度台とかの高熱は一度も出ず,食欲も全く落ちない,だがしかし,異様な倦怠感はずっと続くという,まるでブルックナーのシンフォニーのようなインフルエンザであったな。次はショスタコービッチみたいなのにしてくれ,頼むよ。

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