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2017年7月25日 (火)

北アデビュー戦 燕岳→常念岳 その1

 ・出発
 
0300家を出て穂高を目指す。コンビニでおにぎり等調達して名神に入ったのが0330頃。既にトラックがビュンビュン走っていて,しまった出遅れたかと思ったが,大した渋滞もなくそのまま進む。八日市辺りで小雨が降ったがすぐに上がった。日の出は・・・どこで見たっけな?恵那で休憩した時はすでに明るかった。

 穂高駐車場から中房温泉行バスの2便目は0753出発なので,これを目指して走る。バスに間に合うようにと高速をぶっ飛ばすのはなんか本末転倒という気もするが仕方ない。

 岡谷ジャンクションで長野道に入り,トンネルを抜けると,いきなりとんでもない山塊が視界に入ってくる。独り欝々とステアリングを握り続けて下がり気味だったテンションが,一挙に上がる。北アルプスが持つ魔力はやはりただモノではない。

 ・バス
 最後の最後で少し道に迷ったが無事0730頃現地着。駐車場は半分くらいの埋まり方で余裕。荷物を降ろし,クロックスからアルパインクルーザー2000に履き替え,まだ間があるかと思ってトイレを探しにうろうろ出歩いていたらあっという間にバスの時間になり,慌てて戻ると既にバスは待機中。

マイクロバスにここから乗り込んだ乗客は3組。平日なら空いてるじゃんと思ってたら,穂高駅,しゃくなげ荘と,随時客を拾っていき,最終的には補助シートを4つくらい使うほどの盛況になる。3分の2がグループ連れ,残りはソロという感じ。デイパック背負って日帰り登山な人もいれば,ヘルメット付けた大型ザックの人もいるが,大半は中型ザック背負った,私と同じ感じの登山者。

 穂高駐車場から中房温泉までは約
1時間。山道に入ってからは細いウネウネ道をひたすら上り続ける。運転手さんのハンドルさばきは神業的にスムースで乗っていて心地よい。1700円というバス料金は結構高いと思っていたが,乗ってしまうと納得の料金設定であった。

 ほぼ定刻の
0855終点中房温到着。車両後部から荷物を降ろし,いよいよスタート。

 ・中房温泉~合戦尾根
 結構多くの人々と共に準備を済ませ,9時過ぎに登り始める。天候は,この時点では晴れ。登山口を過ぎた辺りでいきなり下山してくる人たちとすれ違う。その後もぞくぞくとすれ違う。燕山荘で朝食取ってから降りてきたらちょうどこのくらいの時間になるのか。私と同じウエストポーチを付けたオバチャンが前からやってきて「うわ,同じやね!!!」と凄く嬉しそうに声を掛けられる。まあ,モンベルやしなあ。

 上からは中学生と思しき集団もやってくる。平日というのになんかもう大変である。適宜置かれた休憩ベンチも混雑しがちで座れない。惜しいのは結構ごみが落ちてること。キャンディーの包み紙的なブツが点在している。一般ルートだしある程度仕方ないのかなとか思っていたら,下から上がってきたガチテン泊装備のオニーサンがしこしこ拾いながらもの凄い速さで登って行った。当然オニーサンの後にはゴミ一つ無し。素晴らしすぎる。見習おう。

初北アルプスと凄い人出で舞い上がりながら登り続けるうちに気が付くと天候は曇り空でガスに囲まれている。富士見ベンチに着く頃にはすっかり展望も無くなり,富士山なんて見えやしない。槍の先が見えると噂の合戦小屋でも展望は無し。でも,スイカはあり。一切れいただく。ちょうど昼時になったので,皆さんうどんとか頼んで食べている。ここってスイカしか売ってないんだと思ってたんだが,普通に食事もできるのだな。関西に点在する「山小屋」とは,概念がそもそも違う模様。

ところで,私は合戦小屋から先が北ア三大急登だと思っていて身構えていたのだが,この先はそれほどでもなく,登りが続き,そのうちガスの向こうに何やら人口建造物が見えると思ったら,燕山荘にたどり着いた。合戦尾根の急登は,合戦小屋までってのが正解だったんだろうか。

で,たどり着いた燕山荘からはとんでもない絶景が待ち構えていた。

・絶景
 とはいえ,残念ながらあの絶景を言葉で表すだけの筆力が私にはない。ので,マジ凄いから!とだけ言っておく。行く価値あり。行かない奴馬鹿。ぜひ行ってくれ。

 ・燕岳
「趣味悠々」で田部井淳子さんとルー大柴さんがここに登っていたのは
8年前。私の中に「つばくろだけ」の名前が刻まれたのは確かにあの番組のおかげだった。ストックを積極的に愛用しているのも,あの番組のおかげかもしれない。

いろいろな想いをもって山頂に立つことができた。ここに来させてくれた家族達への感謝。この場所の魅力を教えてくれた田部井さんへの感謝。ありがとうありがとう。

・燕山荘
 ご存知大人気山小屋である。ネット予約していたのだが,フロントの端末に電話番号を入れるだけで,データがすべて印字された宿泊票が出てきて,サインするだけでOKというシステム。これって下界のビジホより進んでるんじゃねえの?

部屋は一番奥の大槍の上段。定員8名くらいだったが,3人組パーティーとソロ男性,私の5名で,相応にゆとりをもって寝場所の確保ができた。玄関付近に戻ると人でごった返している。テラスも大賑わいで,あちこちで宴たけなわである。おまけにNHKが翌日の生中継に備えてリハまでやってる。なんだか「山小屋」とはかけ離れた空間になってしまっていた。小屋の周りにある散策路に出ると,人も少なく落ち着いていたので,適当な岩に座り夕食の時間までぼんやり絶景を眺めて過ごす。

大勢の人に揉まれて夕食。アルペンホルンも聴かせていただき,なるほど,この食事と雰囲気があれば,そりゃ人気ナンバーワンになるわなと実感する。人が少ないときにもう一度訪れてみるのも悪くないかもしれない。

食後は・・・どうやって過ごしたっけな。空はガスっぽかったので星空はないだろうと早めに部屋に戻り,軽く同室の皆さんとディスカッションしてから枕に頭を付ける。非常に眠い。が,部屋が非常に暑く寝付けない。館内では普通にドコモの電波が届くのでスポナビでバファローズがじりじりとイーグルスに追いつかれサヨナラ勝ちされる様を見守り続けながら次第に意識を失う。

ちなみに,同日に燕山荘に泊った方のレポートだと,20時頃には満点の天の川が観望できたらしい。嗚呼・・・

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